超難関ミッション(複)




「こちらチップスター、様子はどうだ」

「こちらチョコ、標的まで10m
「距離ではなくボスのご様子を言え」

「人の台詞遮った奴の言うことか」


「…静か過ぎて寝息が響く。どうぞ」


「では引き続き…
「ねえレヴィ」

「! 貴様、コードネームを遣えっ」

「…こちらチョコ。」

「こちらチップスター。何だ?」


「あんたさっきから馴れ馴れしいのよ」
「ぬっ……」

「それに随分と偉そう。気に入らない」


「あと髪色で言えばコードネーム逆」

「それは直前に食べた物のせいだろう」


「と、余り無駄口を叩くな。ボスが…
「チップスター、腹立つから止める」

「そ、それだけは…どうすればいい!」


「チョコ様」


「ぬ?」
「様付けで許してあげる」

「本当か?!」


「あのXANXUSの寝顔の撮影だなんて面白いこと、辞めたら勿体ないもの。」


「…ではチョコ様、お続け下さい。」
「あら賢いのね、よろしい。」



「こちらチョコ様、ようやくXANXUSとの距離10cm……」








「こちらチョコ様、退散!逃げて!!」







「どうしたチョコ様?」


「まさか…!」







 
「…ひたき、何でここにいやがる」




「たまには添い寝でもどうかと」

「……らしくねえな
下手な媚なんぞ売ってんじゃねえ」

「言う割に乗り気ね、XANXUS」
「うるせえよ」


「この無線の向こうはレヴィか」
「あ、………」

「すみませんボス!!死にま―――


「おい、スクアーロを呼べ」

「、は?」
「二度も言わせるな。カス鮫だ。」

「はい、今すぐに!」




「何か用かよXANXU………ガッ!!」


「遅い」

「う゛お゛ぉい!!殴るな!
指定の3分以内に来ただろうがぁ!」

「知らねえよ」
「くっ…」

「大変な上司ねえ」


「で、
何でこいつの部屋にいんだお前は」


「さあ。チップスターに訊いて」

「……ち?チップスター?」



「じゃあねスペルビ、XANXUS」




「だっ!
さっきから何だテメェはよぉ!!」

「ムシャクシャすんだよ、殴らせろ。」






「無事なのかチョコ様?」

「スペルビが代わってくれたから」




「…ボスは相変わらず何があっても絶対ひたきだけは殴らないんだな……。」










あきゅろす。
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