｢もしもし、俺やけど｣
『誰やねん』
｢普通に分かれや！謙也や謙也！｣
『ケンヤヤ・ケンヤ？』
｢アナタの従兄の忍足謙也です｣
『わかっとるって』
｢一瞬まじで焦ったわアホ｣
『荷物届いたー？』
｢おん、今から開けるところや｣
『今年はちょお凝りました』
｢…少なくとも現金ではないねんな？｣
『イヤやなぁまだ根に持っとるん』
｢うおおお消しゴムやんん｣
『ホンマは侑士の眼鏡パチって入れたろって思っててんけどなー』
｢正直侑士の伊達眼鏡より現金のがマシ｣
『確かに』
｢ヤッ！いがっイグアナあるやんイグアナ！！｣
『噛むほどテンション上がったんや謙也さん』
｢ありがとう！！ありがとうエア！愛しとんでマイハニー！！！｣
『ハイテンションの謙也さんはごっついなー』
｢俺エアがおるんやったら彼女作らんでええわ、もう！｣
『そないなことばっかり言うてると、ホンマに彼女出来なくなるで？
……まあ、謙也さんにできたらできたで妬いてまうかもしらんけど……』
｢き、急に何言うとんねんお前は(きゅん)｣
あなたへの愛を箱一つ分、贈るとしましょうか
