井戸 刻みゆくは罪の数 歩みゆくは獣道 捨て去るな 邪心を 其の背中はまだ温かい 喉が渇けば 飲干せ 此の井戸の紅き水全て 踏み潰されようと 斬り刻まれようと 怯んではならぬ いつの日か己の手に掴むと 心に決めたのならば