マネキンと欲情 君ならもっと 遠くへ飛びたいだろう 錘なら結構 括り付けるものが無い 錘と云うのはつまりは私 大丈夫だ、既に忘れられて居る 記憶で縛り上げて 赤い痕を無数に突けて 印象と匂いと欲情 価値なら其等で付けられる 私には時間が無い 有りすぎる故に無いも等しい 私の皮を人形に被せろ 其で奴は絶頂に達するさ 飛び散らせて余韻に浸るのさ