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┗アジサイ(幸村side)




彼女に酷く冷たい瞳を向けてしまった


名前呼び


俺が異様なまでに、それに執着する理由を
知りたいと思うのは不思議じゃない


そして彼女はその疑問をぶつけてきた
ただそれだけのことなのに


すごくイライラした
感情が制御できなかった


干渉して欲しくなかった
彼女だけには、絶対に


そんな強い思いが俺の中にあったんだ




『本当は誰に名前を呼んで貰いたいんですか?』




誰でもない、紛れもなく君にだよ




『先輩の瞳に私は映っていますか?』




映ってるよ、君しか映っていない



何故、そんなことを訊いてくるんだい?


何を思って何を考えて口にした言葉なのか
意図を汲み取ろうとして俺は彼女の瞳を見た


そして、息を飲んだ


青空みたいに澄んだ綺麗な瞳
いつもの俺なら見惚れていたと思う


だけど、今日はそれに恐怖を感じた


強い意思を秘めたそれは、
何かに対する確信を宿していて


俺はその瞳から逃げたくて
彼女に冷たい態度をとった


きっと怖がらせたと思う



けど、あの時の俺はああするしか術がなかった


そうしないと君の瞳から逃れることが
出来なかったんだ





臆病な、俺






そんな俺を見て "_____" は何て言うかな?












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