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不思議な夢を見た。

真っ暗で何もないところにオレは一人、佇んでいた。
怖くなって何もない暗闇に向かって叫んだ。


「獄寺君!山本―!誰かいないのー!?」


でも、音が響くばかりで返事は返ってこない。
怖くて、怖くて、今にも泣き出しそうになった。


そのとき、急に突風が吹いて目が眩むような光りが現れた。それはとても心地よくて温かい光。


『ツナ、こっちだよ!!』


光の中から声が聞こえた。

誰の声かなんて気にならなかった。この暗闇から抜け出せるのなら。



光に手を伸ばすと、勢いよく引っぱられ暗闇から抜け出せた。

すると今度は光に飲み込まれた。

飲み込まれる直前、オレは手を引いてくれた人にお礼を言った。


「ありがとう!」


その人はオレと同じ歳くらいの女の子だった。彼女は驚いた顔をしてから照れたように笑った。


その笑顔を見ると何故かホッとした。














「珍しいわね、ツナが早起きなんて。」

「雨でも降るんじゃねーか?」

「降らないよ!」


たっく、朝から人のことからかって!オレがいつ起きようと勝手だろ。
でも早く起きるのも悪くないな。ゆっくり朝ごはん食べれるし。


「で、何で早く起きたんだ?京子と約束でもあるのか?」

「何で京子ちゃんが出て来るんだよ!」

「ツナは京子のこととなると死ぬ気にもなれるからな。」


それを言われると何も言えない・・・。


「夢を見たんだよ。」

「怖い夢か?」

「だから、人をからか「ランボさんも見た!!」

「は?」

「あんね、なんかね、真っ暗なとこにいてね、ピカーンって光って変なやつがいてね。」

「だから布団が干してあるのか。」


リボーンの言うとおり、今日は物干し竿に布団が干してあった。

大きな染み付きの。


「ラ、ランボさんが漏らしたんじゃないもんね・・・!!」

「おまえ以外に誰がいるんだよ!」














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あきゅろす。
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