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平凡と俺様
頭でっかちなクラスメイト
 と、すっかり俺達は盛り上がってたんだけど。

やけに静かな周りに気付いて見回せば・・・あ。

な、なんかすっごい見られてる〜!?

 どうやら中学校に比べて1クラスの人数が少ないみたいで・・・20人くらいかな?

それくらいの目がジーッとこちらを見つめている。

 太一、怖い〜っ!とふざけて抱きついてみても、クラスメイト達の目は相変わらずで。

う、これは・・・しょっぱなから外しちゃった系??

「ね、ね。太一俺なんか拙いことしちゃった?」

ボソボソと内緒話をするように耳元でそう尋ねれば、太一も分からないらしく首を傾げられる。

 あ!じゃあもしかして、俺達2人だけが仲良くしてるから、皆も仲良くしたかったっていう・・・。

それかー!

「あ!俺・・・」

「君が特待生の鈴木双龍君だよね?」

だったら話は早いとばかりに皆に自己紹介をしようと口を開けば、む・・・お前も最後まで人の話を聞かない奴かぁ〜!

 俺の話を遮ってくれたのは太一の後ろに座っていた縦にひょろ長い坊ちゃん刈りの「ガリ勉」って感じの奴で、ちょっと時代遅れな感じの大きな眼鏡をくいっと手で押し上げている。

でも、問いかけられた内容は当たっていたので素直に頷けば、ハンってかんじの馬鹿にした笑いを向けられて・・・キーッ!こいつやな奴!

「どんな凄いのが来るかと思えば・・・まさかこんなアホ面したやつだったとは。とんだ期待はずれだよ」

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あきゅろす。
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