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平凡と俺様
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 なんて、久々のリンリンとの再会にはしゃいでいた矢先だ。

「そそそそそそそ、双龍くん!!危なぁ〜〜〜〜い!」

「うええ!?な、何!何!?敵襲!?」

突然、英秀が奇声と一緒に腕を引いてくるもんだから、勢いそのまま本日2回目。奴の腕の中ですよ。

「んぐ!何、何事!?」

 肩に顔を押しつけられて、まるで目の前に大きな敵がいて、対峙してるみたいな英秀。でも、体震えてるよ?

よっぽど怖いものでも現れたの?と、恐る恐る、でも怖いもの見たさの好奇心が勝って、もがもがとその中でもがいてどうにか視界を確保してみる。

「ん?」

でも開けた視界の前にはりんちゃんの強面だけ。

あれ?

「だ、ダメだよ双龍くん!目が合ったら石にされてしまうよ!」

「…ぶっ!」

 もしかして英秀、危ないって…りんちゃんのことか!!!!

反応が遅すぎるのにも笑っちゃうけど、それよりなにより…ぷくく!

どういうことだろうね?とにやにやしながら目の前にいるりんちゃんを見上げれば…珍しい。呆気にとられたような顔してる!

「ぷっ…!」

珍獣扱いだよ!りんちゃん!

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