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平凡と俺様
B
 俺達の出会いはまあ、簡単に言うとカツアゲだ。

っても別に俺がされたわけじゃないんだけど!たまたま買い物に行った時に遭遇しちゃって。

その時にカツアゲしてたリンちゃん(実際はリンちゃんのお友達が勝手にして、それを貰ってただけみたいなんだけど)に俺がお説教したのが始まり。

今思うとよくこんな強面な兄ちゃんに歯向かっていったな、て思うけど・・・こう、口が勝手に、さあ?習慣ってほんと恐ろしい。

もちろん、最初は当然のように「何だテメェ」とか言われたりしたんだけど、ね。何度か遭遇するたびに注意してたらあっちが先に折れてしまった。

俺の粘り勝ちというヤツだ!うん。

 それからちょいちょい遭遇するたびに弄られたりなんかして、一応友情を築いていったわけなんですが。

正直お互いの連絡先もしらなかったし、名前も下の名前しか覚えてないし?タメなことは知ってたけど、でもまさか同じ高校にいるなんて思わないじゃん!?

「あ゛?何がお前、元気してた?だ。いきなり顔見せなくなりやがって・・・どこかの雑魚に喧嘩売って返り討ちにされたもんだと思ってたぜ。この薄情者が!」

「わわわっ!だって俺、ここ入るのに死ぬほど勉強してたし〜!」

 そんな久々に再会したリンリンは相変わらず俺の頭がお気に入りの様で・・・いや、いいんだけどね!?

いや、でも、そんなに強く撫でられると伸び悩んでる身長が更に伸び悩みそうで怖いんですけど!

「ああ。お前、外部?まあ、去年までお前みたいな変なヤツここにはいなかったしな。・・・オラ、久々なんだからもっと撫でさせろ」

キャー!ていうかむしろ縮む〜!!!

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