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私立月見里学園高等部
もしもシリーズ:ミツル×新名編[1周年]
Q.もしもミツルと新名が付き合ったら?


「…」

「…あの、ミツルさん?」

「んー?」

「…う」

 さっきから何なんだこれは…。

俺の目の前には机に肘を突いて、その上に顎を乗せたミツルさん。

彫りの深い、少しまなじりの垂れたの黒い目を細めてじぃーっと俺のことを見つめること早数十分。

もう、本当居心地悪ぃ…。

「んな、見るな…」

 そんな風に見つめられると本気で恥ずかしい。

今は撮影中じゃないってのに、オーラが…。

いや、撮影中とはまた違う雰囲気なんだが、どうも落ち着かねぇ。

「大丈夫。新名の良さは見られたくらいで減ったりはしないよ」

「や、その…」

 だって、んなあからさまに視線が「好き」って言ってて、…クソ!

俺だってそのくらいは分かる。

「新名のこと、四六時中ずっと見てたいんだけどなー」

こんな幸せそうに目を細めて、頬を緩めて、笑われたら誰だって。

「ミツルさん…」

「なあに?」

「好き、」

「フフ。俺も好きだよ」

 でも、こんなミツルさんを他の人に見られたくないから。

「だけど、見つめないで下さい…」

身を乗り出し、そっとその頭を抱き締めて隠した。


A.ミツル以上に新名もメロメロです

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あきゅろす。
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