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私立月見里学園高等部
B
 一人ずつ喋ってくれないか〜っと思ったが、なんとも綺麗にハモったこと。

そうか俺の親衛隊を・・・って何だそれは?

「何・・・

「「「却下!」」」

って何でお前らが・・・」

 それは何をする隊なんだ?と聞き返そうとすれば、横から伊近、黒崎、智希の3人が声を揃えて勝手に答えを返してしまう。

話を聞く前に勝手に返事するな!と3人に視線を送れば、そのちびっ子3人を睨みつけれいるところで・・・。

ああ、またビビってんじゃねーか。

「コラ、伊近、黒崎、智希。お前らコイツらの話もちゃん・・・・

「俺は反対だからな!」

「フン、珍しく気が合うじゃねぇか。月見里」

「そうだよ新名!親衛隊なんてあってもろくなことないって!」

って俺も話も聞けよ・・・」

 人の話を聞けないお坊ちゃま3人に溜め息を吐くと、わあわあ喚く3人を無視して再びちびっ子3人に視線を戻した。

「で、その親衛隊?ってのは何をする集まりなんだ?」

自分より頭1つ分くらい小さい彼らに視線を合わせるように腰を屈めれば、視線が合った瞬間、それは次々に反らされてしまう。

む・・・俺別に睨んでるわけじゃねぇんだぞ?

ただちょっと目付きが悪いだけで・・・。

 どうやら俺もビビらせてしまったらしく、どうしたもんかと腕を組んで首を傾げる。

そんな俺の態度にどう思ったのかちびっ子の1人が慌てて顔を上げると、真っ赤な顔の前で両手を懸命に振ってみせた。

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