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痛み







「うっ…」



記憶を辿ろうとしていると、頭の痛みが増した。
















(考えことをすると頭痛って余計痛くなるのかな…)






そう考えながらも横になり、ゆっくりと、静かに目を閉じる。















目を閉じると、暗闇の中、頭に浮かぶのは、あの人。









…沢田綱吉、

私、あの人のこと知ってる、の…?







ズキッ








ああ、もうだめだ。


頭痛なんてさっさと治まれば良いのに。








「…おやすみ、」








無意識につぶやいた言葉、




でも、その後は、魔法にかかったかのように、意識はゆっくりと闇に沈んでいった───…。









(痛みに耐える彼女と)

(声を押し殺して泣く彼)








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