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GS1〜3&レストラン
それはきっと永遠に(琉夏とバンビと娘と琥一)
「ねえ、ひとつ持とうか?」
「いいよ。これも男の仕事のひとつだ。いや、夫の、かな」

両手にたくさんの食料品の詰まったエコバッグを持ち、琉夏は美奈子にとびきり甘く微笑んだ。
美奈子はそれなら、と白く細い指でちょんと琉夏の手の甲に触れると、エコバッグを持つ琉夏の手を一回り小さな手で包むように重ねてくる。

「琉夏くんも琥一くんもあの子もたくさん食べるから、ご飯の作りがいがあるよ」
「今日も楽しみ。美奈子の料理はいつも最高だもんな。でもコウが来た時はやたら豪華なのがちょっと妬けるけど」
「そんなこと言わないの。だってあの子の面倒見てくれてるんだよ?お礼しなきゃ」
「面倒っつーかさ、コウはもうデレデレだから。自分から進んでアイツと遊んでるじゃん」
「まさかオママゴトまで一緒にやってくれるとはね…琥一くんも変わったというか、あれが本来の彼なのかな」
「アイツ、外見も中身も美奈子そっくり。コウとセットだとまるで小悪魔と下僕だ。俺と美奈子みたい」
「なにそれ、私のこと小悪魔って思ってるの?」

ん?と美奈子は小首を傾げ、綺麗な笑みを琉夏へと向けた。
その静かな迫力にたじろぎつつ「…冗談ですごめんなさい」と謝る琉夏に「よろしい」と美奈子は貫禄たっぷりに琉夏を許す。
琉夏は心の中で、小悪魔じゃなくて女王だもんな、と呟き肩をすくめた。

「あの子の初恋、琥一くんみたいだよ」
「なにそれ、初耳だ」
「妬ける?」
「思いっきり。この前までパパと結婚するーなんていってたくせにな。やっぱ小悪魔だ」

ちょっぴり悔しげに唇を尖らせる琉夏に、美奈子はクスクスと明るい笑い声を立てる。
笑ったな、と琉夏が拗ねたような視線を送ると、大きな瞳でぱちりと瞬きをする美奈子がじいっと琉夏を見つめてくる。
結婚した今でも、こうして何もかもを暴かれてしまうような美奈子の真っ直ぐな視線に、琉夏はいちいち胸の鼓動が高鳴ってしまう。

「あの子にも、琉夏くんは私のものだってことがわかるような年齢になってきたってことじゃない?」

さらりと、ごく当たり前のことのように美奈子は言う。
腕に負担のかからない程度に身体を寄せ、甘えるように「そう思わない?」との囁きに「ハイ、思います」と、琉夏は素直に頷いた。

娘も美奈子も、二人とも琉夏にとってかけがえのない宝物だ。
そして妻として、一人の女性として、琉夏は美奈子を深く愛している。
その気持ちは月日が経っても薄れるということは無く、むしろ濃く深くなっているから困ってしまう。
どこまで溺れさせる気なんだと。

「美奈子」
「なあに?」
「俺、毎日すげえ幸せ」

あたたかな感情が溢れるままそう零す琉夏に、美奈子は優しく目を細めながら思う。
自分達がこうして一緒に笑いあえている限り、幸せはずっと続くよと。




プレミアム、一番最初のプレイはやはり琉夏一直線で行きました。
スキンシップがよくわからず、気がついたら小悪魔レベル4になっていて…凄く楽しかったです。
すごいすごいと心の中でキャーキャーしてました。

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