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気づいて(真柳生)
*校門にて

「朝早いのう真田」
「当然だ」

朝練のため登校した仁王と出くわす。

「全国大会も近いからな」
「それ、今のお前の口癖じゃな」
「当然だ」
「それも口癖じゃ」

部室まであと数歩のところで仁王は立ち止まった。

「新学期、自分の書を先生にあげるんじゃろ?」
「なっなぜそ」
「すでに机の中に貯めてることくらい教室行けば分かるぜよ。自習時間もこつこつ筆滑らしとったのう」

真田は疑った。
仁王が自習時間の出来事を知るはずがない。
かといって柳生もばらしたりするはずが……。

「……柳生?」
「いわゆる、ドッキリというものです」

たずねてびっくり。
変装をといた人物は同級生の柳生だった。





END.


微妙に次回に続け。


20081122

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