話の飛びすぎに気をつけて(銀神登屁)
*スナックお登勢にて
「ババア。今年家賃払えねェわ」
「わざわざ下りてきたと思ったら。来年まであと四ヵ月、どうやって生活してくつもりだい」
「その分食費に回す」
「今年の滞納分払い終えてから言うこったね」
万事屋銀ちゃんの家賃は、先月も先々月もそのまた前の月さえ未納である。
「あんたは飲まず食わずでも平気だろうが神楽には食わせてやりな。ありゃ今が成長期真っ盛りだよ」
「あいつにァ三食同じもん出せれば上等だろ」
「ナマ言ってんじゃねェぞ天パ」
噂の神楽登場。
「ババア。私、酢昆布とミントの葉だけだといつ肌が緑色になるか不安ネ」
「白ご飯も食べてないのか」
「ジリ貧生活なめてもらっちゃ困るね」
「夏は節約も大事だよ。扇風機付けっぱなしで寝た記憶あるだろ」
「三時間経つと切れるようセットしてあんだよ。なめんなよクソババア」
「三時間の間はえいりあんと戦えるんだヨ。なめんなよクソババア」
「タイマー自慢する前に家賃払え」
さんざん交渉を持ちかけたが無意味だった。
「おはようございます坂田さん」
二階に上がる銀時と神楽は、緑色の伯爵に出会う。
「見ろ。あれがお前の成れの果てだ」
「どうせなるならペドロになってラピュタ探しに行くアル」
「作品越えてんじゃねェか」
「傘の代わりに葉っぱで飛ぶネ。葉っぱ一枚あればどこまでも行ける気がするヨ」
「ああ、はっぱ隊な」
一枚だと全裸で飛んでいくしかないのだが。
END.
緑の体って屁怒絽よりピッコロのイメージが強い。
20080901
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