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115.チョイスバトル、決着 ***


「ハハン。信じる・信じないはアナタ方の自由ですが、倒した筈のデイジーが動いている……その事実こそが、何よりの証明だと思いますが?」

「そんな、そんな事っ」



顔を真っ青にする沢田さんを見て桔梗は微笑む。



「お分かり頂けましたか?これが真6弔花の“リアルパワー”なのです」



そう告げた桔梗の隣にトリカブトが姿を現す。
直後、二人は私を凝視するなり、まるで誓いを交わすように、私に向かって跪(ひざまず)いた。



「10代目歌姫・名字名前様。我々、真6弔花の力をも上回る強大な力を持つ貴女こそ、偉大なる白蘭様に相応しく、なおかつ我々が使えるに相応しい、ただ一人の女性」



嘗(かつ)て『禁忌の匣』と恐れられ、マフィア同士の争いの火種とされた、大地の匣の封印者であり、唯一の正当後継者。



「これで漸(ようや)く白蘭様の望みが叶います。名前様を手に入れると言う、あの方の望みが…」



刹那、強い風が辺りに吹き荒れ、同時にチェルベッロの声が響き渡った。



「これにより、チョイスバトルの勝者が決まりました。勝者は――…」



それは、私達ボンゴレファミリーを更なる暗闇へ叩き落とす絶望の言葉。



「勝者はミルフィオーレファミリーです!!!!」



チョイスバトル決着


(白蘭様。これで名前様は…貴方様のモノです)


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