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101.同じココロで ***


6日後のお昼の12時。並盛神社に集合。笑みを浮かべた白蘭はそう告げた。それを聞いた沢田さんは、ハッと瞳を見開く。



「並盛で戦うの!??」

『う〜ん、どうだろうね??取り敢えず、必要な準備をして“仲間を全員”連れて来てね。……少なくとも“過去から来たお友達は全員”だよ』



――全員!?それって!



「まさかっ、京子さんや、ハルさん達も…!!」

『そう。そこに意味があるんじゃないか。みんなで来ないと君達は失格。君は……僕のものになるんだよ、名前チャン』

「っっ」



一瞬で笑みを消し去り、まるで私の事が見えているかのように真っ直ぐこちらを見据える白蘭。私はひゅっと息を飲んだ。



『6日後。君に会える事を楽しみにしてるよ、名前チャン。……じゃあ、修行頑張ってね〜♪』

「なっ、おい!!」



そして、私達が口を挟む間もなく、白蘭からの回線はプツリと途切れる。
残された私達の間に漂うのは、混乱の二文字。



「そ、んな…京子ちゃん達を戦闘の真っ直中へ」

「っっそんな事は、このオレが許さああん!!」

「許すとか許さないの問題じゃねー、芝生頭!!」



獄寺さんの言う通りだ。全員を連れて行かなければ、戦う前から失格になるというのだから…。

でも、こんなのは余りに一方的すぎる!!



「リボーンさん」



私は胸の前で右手を握り締め、妖精姿でモニターを凝視するリボーンさんへと視線を向けた。するとリボーンさんが一言。



「…こうなると、ツナが今の状況を全て説明したのは正解だったかもな」



ポツリと囁かれたその言葉に、獄寺さん、山本さん、笹川さんの3人は、弾かれたように沢田さんを振り返った。この様子だと『彼女達に事実を話す』と決めたのは沢田さんの独断だったようだ。



「ご、ごめん。オレ…話したんだ。やっぱり京子ちゃん達にも事実を知って貰うべきだと思って」



私個人としての意見なら、彼の判断は間違っていなかったと思う。けれど、皆が皆、同じ意見を持っている訳ではない。


ガコン!!


現に、今壁を殴りつけている人物。彼だけは何があっても反対し続けただろう。大切な妹の為に。



「京子はどうなった」

「お兄さん…あの…」

「京子はどうなった!?」


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