「『やっぱり』って、仰いましたよね?それって初めから気付いていた…って、事ですか?」
「嗚呼、それは――」
「“気付いていた”じゃなくて“超直感”で感じただろ?だから]グローブも装着しなかった。…全く、相変わらず味方には甘ーな。ダメツナ」
私達4人しか居ない庭に新たな声が響き渡る。
この声。そして、沢田さんを『ダメツナ』と呼ぶ唯一の人…。それはボルサリーノがトレードマークの最強のヒットマン。
「リボーンさん!」
彼しか居ない。
でも振り返った先に居たのはリボーンさんだけでなく、彼の後ろにはゴーグルを掛けた人や、フードを被った人。それから……ヘルメットを被った人も居ました。皆さん初めて見る方ばかりだ。
「何方なんですか?」と近付いて来るリボーンさんに訪ねようとしたのだが、彼は私の横を通り過ぎるとコロネロさんの元へ歩いて行き…。
ゴスッ。
思い切り…頭突きを食らわせていました。リボーンさんとコロネロさんの額からシューと煙が立ち込める。い…痛そう。
「何しやがんだコラ!!」
ゴスッ。
「何じゃねー。ツナには手加減すんなって言っただろうがっっ」
ゴスッ。
「オレはお前と違って不意打ち何て卑怯な真似はしねーんだコラ!!!!」
ゴスッ。
「格好付けた事抜かしてんじゃねーぞっっっ」
ゴスッ。
はわわわ〜!お二人共、額からシューシュー煙が出まくってますよ!!!どど、どうしましょう!早く止めないと――。
「いい加減にしろ!!!」
ドスッ、ドスッ。
その時。リボーンさんの後ろに居たゴーグルを掛けた人がお二人の脳天に…鉄槌を食らわせた。
正面に拳を食らったリボーンさん達はその場に蹲り、プルプルと肩を揺らして痛みに耐えている。
「全くお前達は何処でも遊ぶんじゃない!…名前の前なんだぞ!!少しは慎みを持てっっ」
「ラルの言う通りだね。下品極まりないよ…」
「そうだそうだ!!」
「「何か言ったかスカル」」
「バイパーはスルー!?何でオレだけえええー」
「やれやれ。騒がしい連中ばかりですいません」
申し訳なさそうに謝罪を述べる風さんの後ろで今だにギャーギャー騒いでいた皆さんだったが、
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