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38.アルコバレーノ ***


「『やっぱり』って、仰いましたよね?それって初めから気付いていた…って、事ですか?」

「嗚呼、それは――」

「“気付いていた”じゃなくて“超直感”で感じただろ?だから]グローブも装着しなかった。…全く、相変わらず味方には甘ーな。ダメツナ」



私達4人しか居ない庭に新たな声が響き渡る。
この声。そして、沢田さんを『ダメツナ』と呼ぶ唯一の人…。それはボルサリーノがトレードマークの最強のヒットマン。



「リボーンさん!」



彼しか居ない。

でも振り返った先に居たのはリボーンさんだけでなく、彼の後ろにはゴーグルを掛けた人や、フードを被った人。それから……ヘルメットを被った人も居ました。皆さん初めて見る方ばかりだ。

「何方なんですか?」と近付いて来るリボーンさんに訪ねようとしたのだが、彼は私の横を通り過ぎるとコロネロさんの元へ歩いて行き…。


ゴスッ。


思い切り…頭突きを食らわせていました。リボーンさんとコロネロさんの額からシューと煙が立ち込める。い…痛そう。



「何しやがんだコラ!!」



ゴスッ。



「何じゃねー。ツナには手加減すんなって言っただろうがっっ」



ゴスッ。



「オレはお前と違って不意打ち何て卑怯な真似はしねーんだコラ!!!!」



ゴスッ。



「格好付けた事抜かしてんじゃねーぞっっっ」



ゴスッ。



はわわわ〜!お二人共、額からシューシュー煙が出まくってますよ!!!どど、どうしましょう!早く止めないと――。



「いい加減にしろ!!!」



ドスッ、ドスッ。


その時。リボーンさんの後ろに居たゴーグルを掛けた人がお二人の脳天に…鉄槌を食らわせた。
正面に拳を食らったリボーンさん達はその場に蹲り、プルプルと肩を揺らして痛みに耐えている。



「全くお前達は何処でも遊ぶんじゃない!…名前の前なんだぞ!!少しは慎みを持てっっ」

「ラルの言う通りだね。下品極まりないよ…」

「そうだそうだ!!」

「「何か言ったかスカル」」

「バイパーはスルー!?何でオレだけえええー」

「やれやれ。騒がしい連中ばかりですいません」



申し訳なさそうに謝罪を述べる風さんの後ろで今だにギャーギャー騒いでいた皆さんだったが、


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あきゅろす。
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