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青い髪・・・。 どうせ青なら青い鳥だったらよかったのに。



 彼を見かけたのはたまたまだった。


 あまりの暑さにアイスを買いにいこうとあまりヒールのないミュールを引っかけ財布を片手に家を出た。


 彼は家をでたすぐ隣の公園で彼は真ん中の屋根のベンチで値そべっていた。


 青い髪が印象的だった。


 頭上で照らすお天道様によってじわりと吹き出る汗がとても不快だったがなぜかその目を離せなかった。


 たらり、背中を流れた汗にはっと我に返り外に出た原因を思い出した。


 「アイス・・・」


 遠くて顔は見えなかったがアイスを買いに行く道のりでちらつくのは青い髪・・・。



青い髪・・・。
どうせ青なら青い鳥だったらよかったのに。




fin


090703 執筆
090708 更新 哀


あきゅろす。
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