キメ台詞をとられたら
＊このサイトでは『ヒバード＝ピヨ』という認識でお願い致します。
『ピヨ、“咬み殺す、咬み殺す、咬み殺す”』
「カミコ…、カミ…、カミコ…」
『違う違う、それじゃなんか人の名前みたいじゃん。』
「カミッ、カミコロ……。」
『あぁ、惜しい、“咬み殺す”よ“咬み殺す”！』
「咬み殺す」
『うわぁ、凄い、ピヨ！ちゃんと言えたね。』
「……今言ったの僕なんだけど。」
『え？……ぎゃあ！雲雀さんいつの間に！？』
「君が咬み殺すを連呼してるあたりから。で、何をしてるの？」
『ピヨに言葉を教えてたの。』
「どうして？」
そりゃあ、もちろん、“咬み殺す”って言おうとした時にピヨに先を越されて悔しがる雲雀さんを見たいからですよ〜、なんてとてもじゃないけど言えない。
「へぇ、そんな事考えてたんだ。」
『なっ！卑怯ですよ、雲雀さん！心を読むなんて！いつのまにそんな技を会得してたんですかー！？』
「………普通に君が声に出してたんだけど。」
『え…………？また出てました？』
「ワオ、スバラシイネ！」
「え？」
『あ。』
「ボクハ ムレルノガ キライ ナンダ！」
「………ねぇ、一体その“言葉を教える”とやらはいつからやってたの？」
『……………雲雀さんが応接室に入ってくる5、6時間くらい前から。』
「どうしてくれるの？ピヨのキャラが変わっちゃったじゃないか！」
『似た者同士、今よりもっと仲良くなれると思いますよ〜。』
「全く反省してないようだね。それなら君を「カミコロス！」
「………………。」
『ヒャハハハハハー――！雲雀さん凄く悔しそうな顔してるー！ピヨ、よくぞ言った！やっぱりキメ台詞とられたら悔しいものなんですね。ギャハハハハハー―っ！』
チャキン
『うわぁ、ごめんなさい、ごめんなさい！だからトンファーしまって下さい！というか顔怖いですよ〜。レッツ スマ〜イル！』
「君を咬み殺せたらいい笑顔になれる気がする。」
『気のせい！それ絶対気のせいですからー―！』
「(そんなふうに反応が面白いからついかまってしまうんだ。)」
(なんだかんだで愛はある。)
［*前へ］［次へ#］
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
