心理テスト
「暇だね。」
『何かする事ないですかね〜。』
─バタンッ
「こんにちは!毎度お馴染み骸です。お二人とも!今日は面白い心理テストを持って来ました。簡単な質問で二人の深層心理がばっちり分かっちゃいます!」
「………。」
『………。』
「『…………。』」
『平和ですね〜。』
「そうだね。」
「ちょっと!明らかに目があったのに、気付かないふりしないで下さい!今日は僕、心理テストをしに来たんですよ?やりたいですか?やりたいですね!」
「黙れ。中学違うくせに入り浸らないでくれない?」
『というか、骸さんに深層心理なんてあばかれたくないので遠慮しておきます。』
「…………………。」
「(よし、そのまま黙って帰れ。)」
『(うわ……何か泣きそうなんですけど、この人。)』
「……グスッ、好きな動物と…その理由を、お願い…します。」
『(何かもう可哀想になってきた。)……黒猫。』
「(はあ、しょうがないな。)……猫。特にソマリっていう種類。」
「クハハッ!やっぱりやりたかったんですね!分かってましたよ!僕は六道骸ですからね!さあ、お二人とも、理由はっ?」
『(うっわ…何か急に憎らしく……。)』
「(やっぱり答えるんじゃなかった。)」
「さあ、お二人とも理由は何ですか?」
『それは……雲雀さんに似てるから。』
「彼女に似てるから。」
「………………………。」
『え、結果は?』
「ぼ、僕は負けませんからー―っ!!」
─バタンッ
ダダダダダダ──…
「はあ、やっと帰った。」
『何か骸さん泣きそうでしたね。』
好きな理由=好きな異性のタイプ
(「僕の方が雲雀くんより素敵、格好いい、強い……。」)
(「なあ柿ピー、骸さん鏡の前で一体何してるびょん?」)
(「さあ、自己暗示でもかけてるんじゃない?」)
(「(だって僕はどんなに遠くても会いに行ってしまう程君の事が……。)」)
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