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ハンバーグ奮闘記


『そういえば最近、ハンバーグとパイナップルの組み合わせ見ませんよね〜。一時期はいたるところで売られていたのに。』


「ああ、あのハンバーグの美味しさと神々しさを台無しにするコラボの事?懐かしいな。それを取り扱ってる店一件一件に僕自らがまわって行って、トンファーで制裁を与えたっけ……。」


『え゛!?』


「皆、僕の考えに泣くほど感動して、ハンバーグwithパイナップルの殲滅に協力してくれたんだ。」


『いや、それはただ雲雀さんが怖くて泣いてたんじゃ……。』


「中には人気商品だからって言って、僕に刃向かう奴もいたんだけどね……。」


『え゛…その人たちは?』


「大丈夫。もうとっくに退院してるよ。──多分ね。」


『(にゅ、入院したんですかー!?っていうか、多分!?今、多分って聞こえたんですけどー!!)』


「そんな僕の貢献のおかげで、ハンバーグを食べる店であの忌々しい南国フルーツを見なくてすむようになったんだから感謝してよね。──という事で、今からハンバーグを食べに行こうか。」


『え、さっきお昼ご飯食べたばかりじゃないですか。』


「ハンバーグは別腹。」


『(え、何その、乙女の“甘いものは別腹”的な思考!)』


「ほら早く行くよ。」


『あわわ、ちょっと待って下さいよ!』



(うん、やっぱりここのが一番美味しいね。)

(………。(可愛いっ!))




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