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「七緒ちゃん…」
 顎を人差し指でそっと持ち上げると、七緒は抵抗することなく春水の唇を受け入れる。

 目を開ければ星が溢れ、自室にいるとは思えない。
「春水さん…」
「七緒ちゃん…」
 春水はゆっくりと七緒を押し倒し、星の光に反射する白い肌へと舌を、指を滑らせていく。
「ああ…」
 溜息のような喘ぎ声が漏れる。
 どうやら七緒は春水の贈り物をかなり気に入ってくれたようだ。

 溢れんばかりの星の光を頼りに、七緒の浴衣を脱がせ隅々まで丁寧に愛撫する。
「んん…じらさないで…」
 七緒が身じろぎし訴える。先程、風呂場で変な触り方をされているから、尚更だ。
 まろやかな膨らみをしゃぶり舐めていた春水は、顔を上げた。
 太腿を擦り合わせるようにしている姿を見、思わず微笑が浮かぶ。
「ご免よ七緒ちゃん…、じらすつもりはなかったんだけど…」
 春水の手が迷いなく浴衣の裾を捲り、足を撫で、太腿の間に手を入れ足を広げさせると、間に入り、指で秘密の場所を撫で始める。
「ああ…あん…」
 春水は指で奥深くまで探り撫で擦り上げる。
「ふあ…ああっ、あん」
「もう、大丈夫かい?」
「ん…もう…」
 瞳を潤ませて頷く七緒を見、春水は眼鏡をようやく外して寝台の小さな台の上へと置いた。
 星がはっきりと見えなくなっても光溢れる様子は分かる。
「春水さん…」
「七緒ちゃん…」
 春水は七緒の手を握り指を絡ませて、ゆっくりと身を沈ませていく。
「あああ…ん…」
「七緒ちゃん…今夜は眠らせないからね…」
 春水は笑みを浮かべて宣言する。
「たっぷりボクをあげるから」
「ああ!あんっ」
 奥深くまで貫かれ七緒は仰け反り声を上げた。

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