◇BLEACH if…
5
「やちる。入るぞ」
「……うん」
 やちるは微笑し、頷く。
「力抜いてろよ?」
「うん」
 やちるに圧し掛かり、押し当てる。
「一気に行くぞ」
「うん」

 剣八の性格をやちるはいやというほど知っている。優しく出来ないと解っているから、せめて一息に終らせようとしているのだとも、理解していた。

「深呼吸してろ」
「ん。すう、はあ……」
 繰り返す深呼吸の合間を縫って、剣八は一気にやちるを貫いた。

「!!!!!」
 大きく仰け反り、声にならない声をあげる。
「っ…きついな。食いちぎられそうだ…」
 それでも、強引に中へと突き進んで行き、無理矢理に最奥まで突き入る。
「はっ…はっ……」
「やちる、入ったぞ」
「…うん…剣ちゃん…うれしい…ありがとう…」
 荒い呼吸を賢明に整え、笑顔で礼を言うやちるの目尻から、涙が零れ落ちる。
「やちる」
 涙を無骨な手で拭う。
「剣ちゃんがいるのが解るよ」
 痛みよりも、嬉しさが勝るのか、涙を零しながらもやちるは剣八を見上げる。
「動くぞ」
「うん」
 やちるは痛みに備えるべく、そっと目を閉じ剣八にしがみついた。
 剣八も遠慮はしなかった、目の端に伝う血も見えるが、無理矢理、激しく腰を振る。強引にねじ込んでは引き出し、暴れる。
「んん!うんん!」
 唇を噛み締め痛みに堪えていたが。やがて慣れ始めたのか、甘い喘ぎ声が混じり始める。
 やがて、甲高い声が出始め、剣八もやちるの感じる場所を探り出し激しくそこを責める。

 やちるの体がびくびくと跳ね出し、一際剣八を締め上げた。

「いっちまったか?」

 それでも、剣八の腰の動きは止まらない、それどころか更に激しさを増す。
 達したことで、一度は弛緩したはずの膣内が、剣八に責められ再び剣八を締め始める。
 やちるは身をくねらせ、剣八の動きに合わせ始めた。
「…クッ…」
 剣八の動きが一段と早くなり、やちるに腰を打ちつけると身を震わせ、やちるの奥深くへと精を吐き出した。

「あああ!」
 やちるも同時に身を奮わせた。

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