◇BLEACH if…
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「愛撫もな、こうやるんだ」
 今の口付けで力の抜けているやちるの浴衣の胸元を乱暴に広げて、豊かな膨らみに吸い付く。
「ん!!」
 片方の頂を口に含み、音を立てて吸い上げ舌で舐め扱く。もう片手でもう一方の膨らみを揉み上げる。手の平で揉み、指で頂を摘み潰す。
「ああん!」
 やちるの体が弓なりに撓った。一度に襲いくる快感に、やちるは物を考える事ができなかった。
 時折、口と手を交代しつつも、剣八は執拗に攻め立てた。
「あっ、ああ、剣ちゃんん!!」
 剣八の髪を無意識に掴み、仰け反る。
 じっくりと堪能すると、ようやく剣八の片手が止まり、すっかり力が抜けているやちるの下腹部へと手を滑らせる。
 浴衣の裾を割り、手を滑らせると、そこは既に濡れていた。
「やちる」
「……剣…ちゃん?」
「べたべただな」
「ひゃう!!」
 剣八の指が、敏感な部分を擦りやちるがびくりとはねた。
「どれ…」
 やちるの足を大きく広げさせ、顔をよせる。
「…あ、剣ちゃ…」
 流石に恐怖でも感じるのか、小さく震える。それでも、剣八のすることの邪魔にならぬようにと、足を閉じるようなことはしなかった。欲しいと望んだのは自分なのだから。
「きついな」
 指を一本ゆっくりと差し入れるが、途中で止まる。
「んん」
 やちるはきゅっと唇を噛み、羞恥に堪えていた。
「やちる、力を抜け」
「……ン…はあ…」
 やちるは目を閉じ、深呼吸を繰り返し、力を抜こうとする。剣八も呼吸に合わせ、ゆっくりと長くゴツイ指を差込、同時に長い舌で舐め分け、すべりを良くするべく動かす。
「ん…ふう…んん」
 少しづつ、剣八の指や舌の違和感に慣れていく。ゆるゆるとやちるの腰も動きだした。

 やちるが初めてなのは、常に一緒にいる剣八が一番良く知っている。

 その、やちるが望むことなのだ。多少無茶をしてやってもいいかと、顔を上げ腰紐を解いた。

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