◇BLEACH if…
2

 結ばれてから初めて迎える大晦日。

 新しい年を、二人で迎えようと剣八からやちるを誘った。
 こう言う事は何時もなら、やちるから言い出す事が多いのだが。本当に珍しく剣八から誘いをかけたのだ。


「あああああ」
 背を大きく仰け反らせやちるが達する。
「ふっ…」
 剣八が体を震わせてやちるの中で果てた。
「…ん…剣ちゃん…」
「やちる…」
 繋がったまま二人は唇を重ねる。

 一端剣八が体を離し、後始末をする。
「剣ちゃん?」
 まだ、一回しか体を重ねておらず、やちるは首を傾げた。
「水いるか?」
「ううん、まだいい」
 剣八は一口だけ水を飲むと、やちるの元へ戻ってきた。
「剣ちゃん?どうしたの?」
「何がだ?」
「調子悪いの?」
「いや?」
「だって…」
「これでしまいだと思ったか?」
「…うん」
 やちるの隣に座り、抱き寄せて頭を撫でる。
「これで終るかよ」
「あは」
 やちるは嬉しそうに笑い、剣八にしがみ付く。
「剣ちゃん、大好き」
「ああ」
 剣八は時計をちらりと見る。
「剣ちゃん?」
「微妙だな…」
「何が?」
「これでも、しゃぶってるか?」
 やちるへの疑問に答えず、剣八はやちるへ己の凶器を見せる。
「うん!」
 やちるは嬉しそうに口へ含み、丁寧にしゃぶり出した。

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