◇BLEACH if…
7
「あいつらに、相談したのか」
「うん」
「…やちる」
「剣ちゃん、あたしの心配してくれてたんだね」
剣八の不器用な優しさに、やちるは嬉しさを隠しきれない。
「……」
「あたしは簡単に壊れないよっ!」
「そうだな」
「…剣ちゃん…」
やちるはもじもじと剣八を伺う。
「やちる」
剣八は両手を広げて促す。
「剣ちゃん!」
一週間ぶりに触れ合い、お互いきつく抱き締めあう。
「剣ちゃんだ…」
「…やちる」
剣八はやちるの顔を持ち上げ、乱暴に唇を奪う。唇を舌でこじ開け、やちるの舌を見付け長い舌を絡ませる。
「ん…ん…」
深く執拗に唇を貪りながら、やちるの死覇装の襟元から手を差し入れ、豊かな膨らみを掌に収め、握りこむ。
「ふああっ」
久しぶりの刺激に、やちるは仰け反る。
荒々しい剣八の愛撫に、やちるは目尻に涙を滲ませる。
「剣ちゃん…」
「やちる」
再び唇を求め合う。
袴はとうに脱ぎ捨てている。猛り狂った身をやちるの中へとねじ込む。
「ひゃああっ」
やちるは剣八にしがみ付き受け入れる。剣八の体温に、灼熱の固まりをその身に受け入れ、やちるは歓喜に身を震わせる。
剣八はそのまま、椅子を倒して立ち上がり、やちるを激しく突き上げていった。
「…また、つるりんに怒られちゃうね」
「執務室でするなってか?」
「うん」
剣八の膝を枕にやちるは微睡む。
やちるの髪を剣八の手が優しく撫でる。
「子供できないかな」
「欲しくなったのか?」
「うん、可愛かった。ね、あたしもあんなだった?」
「京楽の子供みたいに、おとなしくなかったな。ちょろちょろと俺の後をくっついてきてた」
「…それって、今と変わんない」
「ああ、変わってねぇ」
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