◇BLEACH if…
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「「「「おかーさまたんじょうびおめでとう!!」」」」
「ありがとう」
子供達に一斉に祝いの言葉をもらい、七緒は笑みを浮かべて礼を言う。
今日は七緒の誕生日。
休みを取り、子供達と供に過ごす事にしている。
無論、春水もしっかり休みを取っている。
数日後には春水の誕生日も控えている。七月は子供達にとって嬉しい月だ。休みの滅多にない両親といられる日が二日もあるのだから。
「七緒ちゃん、誕生日おめでとう」
「ありがとうございます」
春水が妻へと祝いの言葉と、口付けを贈る。
「はい!かあさま!!」
長男の一秋が代表して、母へと包みを手渡す。
「まあ、何かしら?」
包みを開ければ、たんじょうびおめでとうの文字と、七緒を描いた絵があった。一人ずつ描いたのであろう、七緒の似顔絵は四枚あった。一秋は元気よく、冬ニは繊細で、三夏は柔らかく、夏四は可愛らしく七緒を描いていた。
「まあ、素敵ね。ありがとう」
そして、男の子二人からはお手伝い券。女の子二人からは手作りのアクセサリーも添えられえていた。
「大切に使うわ」
「七緒ちゃん!はいっ!」
そして春水から差し出されたのは、大きな百合の花束。
「ありがとう、あなた」
「それから、これ」
春水の差し出したものは、紅玉の指輪であった。
箱を開け、春水自ら七緒の左手の薬指へとはめる。
「…綺麗…。ありがとう、あなた」
七緒は素直に受け取り笑みを見せる。
「…七緒ちゃんっ」
春水は思わず妻を抱き締めた。
「とうさまずるーい」
「ととさまずるいよっ」
「ずるいの」
「じゅるいー」
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