◇BLEACH if…
10
翌日も当然やちるは休むこととなり、隊員は深い溜息をつく。
剣八の不機嫌さも悪化していた。
実の所剣八の不機嫌さは寝不足からくる。
ただの寝不足など普段はどうとも思わない。元々、体力と霊圧が桁違いなのだ。一週間の徹夜でも平気なほどだ。
ただ、寝不足の上に、やちるがいない。
その上書類仕事をこなしているのだから、不機嫌になるだけなのである。
不機嫌になっておかなければ、しまりのない顔になりそうで。
やちるの体の良さは剣八の想像以上だったのである。若さと処女と、ということでなく。想像以上に、やちるとの相性が良かったのだ。
やちるは、剣八と物心ついた時から常に供に行動し、側にいた。
それは、剣八の体力や霊圧に平然とついてきているということである。明け方まで抱き通しても、気絶することはなかったのだ。寧ろ、剣八が仕込めば仕込むほど、恐ろしい速さで上達していくのだ。
今まで、女に溺れることなどなかった剣八だが、やちるは別格だった。
一日目は流石に、寝込んでいたが、昨日は随分慣れてきていた。今日抱けば、明日はきっと平気な顔をして出勤できるだろう。
何時も通りに。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
無料HPエムペ!