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優しい嫉妬
何度も身体を重ねた。
暫らく来ないと思えば毎夜現われたり、会えば情事だけを重ねて陽が昇る頃には消えている。
事の痕が残るカラダ、けれど一人の、独りだけの温もりしか感じられない冷めたベッドが虚しい。

淋しい、なんて言うつもりはない。

けれどこの気持ちはなんだ、わからない。
もどかしい。


ある晩のいつもの行為の最中、問うた。
“何故唇を重ねないのか”と。


驚いた表情の次は苦笑い、と痛い笑顔。

「そこは本当に好きな人にとっときなよ」


散々抱いておいて何を今更なことを抜かすのか。






夜明け前、消え行こうとする裾を掴んだ。


「あの…だ、なッ」


わかった。
オレはこいつが。


「なぁに?」


甘ったるい声。声が出ない、言葉が見つからない。
気まずい沈黙、定まらない焦点。
頬が熱い。


「ッ、……もう少し、居ろよ」







唇を重ねたのは、

悔しいけど、

…オレから。






×××××

たまにおチビさん目線で書いてみよう、の失敗(笑)

うちの中でのエンエドがどうなってるか知りたい!


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あきゅろす。
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