小説(短編&ドール小説)
V(完結)
花を愛する心で、花を踏みにじる事が出来る存在。
愛しいはずなのに壊したくなる衝動も人間ゆえ?
ああ、何て悲しいの。
何の為に産まれ堕ちたの?
不幸になる為なの?
罪を犯す為かしら?
私には愚かにしか見えないけど、もがきのたうち回る姿は好きよ。
滑稽で美しいもの。
私は私で歪んだ愛情で、見続けて行くわ。
終焉の時まで。
ああ、愛しい、愛しい。
愚者の群れが奈落に堕ちて行く様子が・・・。
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