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しかしなまえにお構いなしに二人は盛大なため息を吐くと、やれやれと首を振るった。
「親子って言葉、撤回するわ」
「な、なんだよ…」
「アンタら、恋人同士みたい」
「はあ!?ちょっ、ナミお前…」
「実は付き合ってんだろー」
ナミの言葉に異論を唱えようとすれば、ウソップが投げやりになまえにそう言う。
ふざけるな、と一睨みすると怯えたふうにゾロに隠れた。
「ウソップ…てめェ、」
「ひぃぃい!!」
「あら?私はとてもお似合いだと思うわ」
「ロ、ロビン…」
本気とも取れる口調で何を言い出すんだこのお姉様は。
冷や汗を掻きつつなまえはロビンを見れば、おめでとうとにっこりと微笑みを返された。
その言葉にゾロがにやりと便乗する。
「まあ、確かにお似合いだぜお前等」
「満更じゃあないんでしょう?」
「隠さなくったっていいのよ、なまえ」
「アウッ、こりゃあ今夜は宴だな!」
「料理は任せとけ」
「司会は俺様にどんと任せろ!」
「―――あのなあお前等、人の話を…」
「おっおれもシュフクフするぞなまえ!」
人の悪い六人に混じって、唯一真剣な顔をしてチョッパーが言う。
いや、それを言うなら祝福だよドクター。
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