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ちょっと待て。と叫びたくなるのを、サンジがここぞとばかりに差し出した珈琲に阻まれる。

まあ珈琲に罪はないので一口啜って、美味いと感想を告げた。





「ったりめェだ」

「なあなあサンジ、おやつ!」

「おらよ、クソゴム」





待ちきれないとよだれを口から溢れさせるルフィに、味わって食えとサンジが皿を出す。

今日はフルーツ盛り沢山のパフェで、彩り豊かな果実達とバニラアイスへチョコレートソースがふんだんに掛けられていた。

しかもカットされたガトーショコラとレアチーズケーキが合わせて二つも刺さっていると言う、豪華な特典付き。

これには流石の船長も堪らず、すげえと声を上げるもののちまちまとスプーンで食べ始めた。

向かい側では同じものを同じようにウソップとチョッパーが食べている。

甘いものが余り得意でないなまえには胸やけがしそうな光景だった。





「なまえ、ほら」

「ああ…ありがとう」





見てるだけで甘くなった口腔をごまかすように珈琲を飲むと、サンジがすっと皿を差し出す。

その上には、お子様のパフェに刺さっているレアチーズケーキが座っていた。

どうしようかと手を付け兼ねていると、心配しなくても甘さ控えめだと言うコックの言葉を信じて一口。




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あきゅろす。
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