infinity† 01 思春期の俺は勿論青春真っ盛りで、思春期じゃなく青春期とでも呼べそうだ。 まぁ、勿論青春=友情&恋愛というイメージがあるけど…… 感ずいたアナタ…、その通りでございます。 友情は物心ついた時にはもう出来てたのでクリアとします でも次にくるのは恋愛という名の強敵… 幼稚園〜初等部まで女の子とはクラスの連中くらいでしか居なくて 中等部〜というモノ、俺はコンパに目覚めてしまい軽い男となり軽い女の扱い方しか知らない訳で いざ恋に目覚めたと気付くと何もやるコトがわからなくなってしまった しかもソイツは軽くはない…かといって重くもない ちゃんと俺のコトを受け止めてくれてる(…と思ってる)し、ちゃんと一緒に笑ったりしてる けどソイツは女にモテるっ!!! コレは断言できる…、ソイツをコンパに連れてっても必ず俺より女に構われる 顔では笑って「いいな〜」というが心では笑ってなくて口に出した言葉は女達に向けて言われてる でも俺は頑張って耐えた… 耐えて耐えて耐えまくってやった。 我慢の糸がほどけそうになった時に俺はソイツが寝てる部屋にお邪魔した 起きてる気配はなくて、俺は嬉しかった… けど俺はアッチ系なコトよりもコイツの夢が気になった まぁ丁度腹減ってたし、丁度良いと思って俺は自分の中で覚醒した能力(つまり魔法)を使ってソイツの夢を覗く 「悪趣味」って言わないでくれよ? 俺はこの能力が目覚めてからは、大好きだったグラタンも渋々になったんだ… 悲しいだろ?? なんてね、能力で食った夢には味があって美味いし、何しろ喉越しが最高…。 グラタンよりも上手かった だから俺の今の主食は夢… あっ、でも夢が好きっつっても不味い・苦手な夢と美味い・好きな夢があるんだ そこらへんはわかっててくれよ? ………なんて言っても夢を主食とするのは俺だけか… あぁ、話がズレたズレた。 ソイツの夢を喰った俺の性欲は何処へやら… ソイツに手を出すコトが出来なかった ソイツの夢は悲しくて寂しくて残酷で…時に吐きそうになった だけどソイツの夢が俺の中で1番美味しくて、病み付きになってしまった けど、ソイツにはすぐバレて「勝手に喰うな」と言うが俺を追い出そうとせずに、また眠りに入った……なんというヤツだ [次へ#] |