infinity†
02
「うるせぇなぁ…骨を失くした≠セけだ
戻すコトは出来ねぇがな」
「手足の骨がなきゃ身体で支えるのはなくなる
なら、もう動けない…さっ、警察送りだ!!」
灰悸は地面についたと同時に、違反者にかけてた能力をとく
カチャッとケータイを開き、学園と契約を結んでる警察署へ電話をする
「今日はキミ達か」
数分後―。
サイレンを鳴らしながら警察は来て、最初にその一言
「他にもいろいろ居ますよー(棒読み)」
「ははっ。そうだったね
コイツは、指名手配中でね…いろいろ事件を起こす能力者だったから、何かと手におえなくて
助かったよ、ありがとう…。
コイツは結構な首を持ってるからな…指名手配だし。
そうだなー、そう考えると、今日は1人10万ってトコロだ!」
「おうおうおう♪
察も太っ腹になったもんだな!! その調子でコレからも頑張ってけよんv」
仲良くなった警察なのか、灰悸は馴れ馴れしく警察の肩を叩く。
警察も、もう慣れてるのか肩を組んだりする
「そうだ。IDカードに金額を記入するついでだ!
学園に送ってってあげるよ!」
「お〜♪ サンキューな!」
「いつもありがとうです」
「いやいや、ソレはコッチのセリフ!
人間の中で能力が覚醒し始めてるこの時代でまだ覚醒していない僕等警察が頼れるのは、能力を正しく使うキミ達だけなんだから」
「ははっ。そんな…コッチは授業でしてるコトなんだ
そんなにほめられると優等生にでもなれた気分だよ」
車に乗り込み、銀が冗談混じりに言うと、灰悸や警察は声を出しながら笑った。
「今日はありがとう。
学園生活も頑張ってね」
「分かってますよ、だって僕等、まだ中等部の身分ですもの…
じゃ、今日はありがとうございました」
学園につき、車からおりる。
微妙に開いた窓越しの会話
ソレを最後に、銀は一礼すると警察は車をだした
「ありがと〜〜!!……っでい。」
車に向かって大きく手をふる灰悸の背中を思いっきり叩く
痛さでしゃがみこむ灰悸を見て、鼻で笑う銀
「世の中甘く見るのも今のうちの方がいいぞー」
「むぅ……良いもん。寮に帰ったら恢に癒してもらうもん」
「もんって…お前、そんなキャラじゃねぇだろ」
歩きながら寮へ向かう2人
寮に帰ると、椅子や机がある広場には寮暮らしの男子生徒がほぼ全員いた
その中には恢も居る
「かぁあいーーーぃ!!」
「おかえりー灰悸、銀。」
恢を見つけた瞬間、恢の名を叫びながら猛ダッシュで恢に抱きつく灰悸
「ぁ〜、やっぱ癒される…v」
擦り寄りながら、癒される灰悸
恢は苦笑いしながらも他の男子生徒とお喋りをし続ける
「なぁなぁ、思ったんだけどよ…
恢ってなんで何時もダボダボなのとか、裾が長い服きてんだ?」
「そりゃあアレだ、その服だと落ち着くんだ!」
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