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幸せの足音(伊日)


――ヴェ〜、オレ日本が、菊が好きなんだ







いきなり後ろから抱き着いてきたと思ったら、耳元で囁いた。











「それはライクですか、ラブですか?」


「もちろんLoveのほう!」








まだ後ろから抱き抱えられている。これは愛の告白なのだと気がつくと、途端恥ずかしくなってくる。顔に熱が集まっていくのを感じる。


日本顔真っ赤と後ろで笑う声が聞こえる。しかしそれどころではないのだ。脳が必死に状況を理解しようとフル回転している。








「ねぇ、菊、返事は?」


返事はとうに分かっているのにわざと聞いてくる。もし嫌なのならとっくに振り払っている。




「私もフェリシアーノ君が好きですよ」










    せ の 足音












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