きっと本音、きっと図星

※TOS/親子/超絶くだらないギャグ

きっかけは些細な喧嘩。
おんなじ理由、おんなじ文句、おんなじ言い訳、でもきっと嫌いじゃない。



**きっと本音、きっと図星**



喧嘩するほど仲が良いというくらいだから、喧嘩するくらいが丁度良いくらいだ
と思っていた。
それが普通の親子には当たり前のことで、日常茶飯事であると。
無いよりはあった方がいいと思っていたのは良いが、ついにこう言われてしまった。



「俺なしじゃ生きられないくせに!」


…ロイドにとっては、自分の知る言葉を掻き集めて言っているつもりなのだろうが、自分にとってはどうだろうか。
そう、その言葉は崖から落ちてくる大きな岩よりも大きくそして重く感じられたのだった。

(………)

その言葉は確かに正しい。
ロイドと逢ってからは、自分より彼を第一に優先させてきたのだから間違ってはいないだろう。それが例え、度の越えた親愛と言われようが、親馬鹿ともストーカーとも言われようが。

しかし、ロイドと出会う前の自分は確かにそうでなくても生きてこられた筈である。でも、クラトスは何故かロイドと出会う前の自分が思い出せなかった。
今となっては“どうやって生きてきたのか”と逆に疑いたくなる。


「クラトスは俺が居ないと寂しいくせに!」
「…」
「寂しくて寂しくて死んじゃうくせに」
「……」
「うさぎさんだな!」
「………」

もはや何も言えなかった。
違うと言えばそれはイコール、ロイドが居なくても大丈夫ということで余計あの子を怒らせてしまうだろう。


「俺がクラトスのこと、だいっきらい!って言ったら泣くくせに!」
「………ロイド、幾ら私もそこまでは」
「何だよ!文句あんのかよ〜!」

険しい顔で、指をピシと指されてそう言われれば流石に何も言えない。
と言うよりはもう返す言葉が見つからない。
言えばまた何かにつけて言うだろうし機嫌は悪くなるだろう。

しかし何だか今日はやけに突っかかるな、と思った。絡み具合もやけに深く抉るようで(言葉にできないくらい、と言いたい)普段のロイドの口からは出ないような言葉ばかりだった。

はあ…、と内心溜め息を吐いた所で、ふとロイドの足下に落ちている見たことのある瓶を見つけた。
ラベルには見覚えのある文字が印字されている。…パルマコスタ…


(あれは…………)











……誰だ、ロイドにワインを飲ませたのは。



***
泥酔する息子に説教される父。
そしてこの後、アホ神子に説教(+制裁)する父。
「貴様が酒を飲ませたせいで…(私の心はズタボロだ!」


「うさぎさんはな、寂しいと死んじゃうんだぜ。ほら、あれだろ。クラトスも一緒だろ?俺が居ないと寂しくて死んじゃうんだろ?な?そうだよな?」
「……」
うさぎ父ってなに!^q^


くだらない文章ですいません…まさにゴミだ!orz

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あきゅろす。
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