dream
風呂
「長い風呂だね」
そう言って、ヒソカはニヤニヤ笑った。う〜ん、きもい。頭を拭きながら言う。
「どうもすみませんね」
「溜まってたのかい?」
聞く?そうゆうこと。しかも会ったばっかで。しぶしぶ返す。
「当たり前だろ?まさにやり盛りの健康優良…
「言ってくれれば僕がしてあげたのに」
思わず固まる。こいつ…今…なんて…
「クク…やだな。冗談だよ。まさか本気にしたのかい?」
よかった…。むかつくよりも先に、冗談であったことに心底ほっとする。
「 ビアンカって、何してる人なの?」
「んー?ブラックリストハンター」
「そう。僕も多分リストに載ってると思うよ」
「あー。だろうね」
とても普通の生活を送ってるようには見えないもの。やっぱりドライヤーで乾かそうと思い、部屋を出かけると、突然殺気を向けられた。
「僕とやるかい?」
洗練された強者の殺気。ピリピリと心地よく肌を刺す。興奮して、思わず小さく息が漏れた。あぁ、こいつ…すげー。振り返って、恍惚とヒソカを見つめていると、唐突に殺気がやんだ。
「なんてゆうのも冗談。 ビアンカとはやりたいけど、やりたくないな」
ヒソカは困ったような笑みを向けながら言った。
「何だそれ?」
胸にもやもやとしたものが残る。
「んー。色々複雑なんだよ」
「あっそ」
訳わかんねーヤツ。
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