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嫉妬→勘違い(っポイ!)


※万里(甘)







『和兄ここわかんない』

「ん?あぁそこか」

「………」


おれの目の前でラブラブカップルの様に引っ付きながら勉強をしている名前と和兄


『なるほど!やっぱり和兄の説明わかりやすいなぁ』

「名前の飲み込みが早いんだよ」

「……」


何だよこの甘い雰囲気…そもそも和兄彼女いるんじゃないのか…!?


「どうかしたのか?」

「え?」

『万ちゃん全然進んでないね、わかんないなら和兄に聞いたら?』

「いや、ちょっと考え事してただけ」


いつの間にかおれを見てた2人に焦りながら答えてノートに視線を落とした


「………」


名前はおれの気持ちになんか気づかないんだろうな


まぁ名前の和兄好きは今に始まった訳じゃないし、正直勝ち目ないって思ってる。


「ずるいよなぁ…」

『何が?』

「っ!!名前!?あれ…和兄は?」

『何か参考書買いに行くって』

「あ…そう」


残念そうに言う名前に少しイラついた


『ねぇねぇ何がずるいの?』

「ん?」

『さっき言ってたでしょ?』

「あ、あぁ…なんでもないよ」


そう言えば納得したのか教科書に手を伸ばし読み出した名前


『和兄早く戻って来ないかなぁ』

「……」


教科書を胸元に抱きしめソファに体を埋めながら言う名前


「…おれ帰るわ」

『え?何で?』

「名前和兄と2人っきりの方がいいでしょ」

『えっ?』

「邪魔者は退散しますよ」


そう言いながら荷物を持ってドアノブへと手を伸ばす


『ちょ、ちょっと待って!何か勘違いしてない?』

「!?ちょ…っ」


後ろからがっつり背中に抱きついてくる名前に顔が熱くなる


『何で私が和兄と2人きりで喜ぶのよっ!』

「は?だって名前和兄の事好きなんでしょ?…てか離れて下さい」


こっちは理性ってのを保つのに必死なんだから離れてくれよ


『たしかに和兄の事は好きだけどそれは恋愛対象としてじゃないよ』

「は?」

『私が好きなのは万ちゃんだよ』


このタイミングで上目遣いは理性の限界だっつーの。




(っ…まじで…?)

(まじで)

(……おれも好き)




END。

+++++++++++++++++++

サチさんリクエストありがとうございました!!

遅くなってしまいすみません…(^^;

和兄大好きっ子可愛いですよね!

嫉妬させる為に万ちゃん視点になってしまいました!何となく万ちゃんは嫉妬しても口には出さない派かなぁという妄想です(笑)

こんな感じで良かったでしょうか??

読んだよの報告お待ちしてます(●^o^●)

リクエストありがとうございました!


*ふぅ*


あきゅろす。
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