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悪くないもんだ(海賊)


※連載番外編






《チョッパーどうだ?》


「ただの風邪みたいだ、少し安静にしてれば良くなるよ!」


神妙な面持ちで聞くセナに困った様に眉を下げながら笑みを浮かべて言うチョッパー


「……何で風邪なんかひいたんだ?」

「「「あんた(ルフィ)が海に落としたからでしょう(だろう)が!!」」」


首を傾げて心当たりはありませんと言わんばかりに聞いてくるルフィにみんなが怒鳴る


「あれは確かに悪かったけど…でもおれだけのせいじゃねェだろ!!朱雀だって共犯だ!!」


それは遡ること約5時間前の出来事だった…




「なぁなぁ頼むよ名前!」

『嫌だつってんだろ』


土下座しながら何かを懇願するルフィに対し本を読みながら目も向けずに断る名前


「あれ何?」

「ナミすわぁん!今日も美しい!!」

「ありがと。でどうしたの?」


少し離れた場所で話すルフィと名前を指差して聞くナミ


「ルフィが朱雀と戦いたいって言ってるんだ」


呆れた顔で教えるチョッパーにナミも呆れた顔になる


「1回だけで良いから頼むよ!!!!」

『……ったくしょうがねーな、朱雀』


土下座までするルフィに降参したかの様に本を置きピアスに触るとボワンと音を立てて朱雀が出てきた


「…めんどくせぇ…」

「「「がら悪っ!!」」」

『あちゃー…寝起きかぁルフィ、今はやめとこう』


出てきた朱雀を見るなり焦ったようにルフィに言う名前


「はぁ!?嫌なこった!!朱雀勝負だ!!」

「………」

『やめろって…!!』


元気良く朱雀へと突っ込んで行くルフィを怒鳴りながら止めようとする


「うぜェ……」


ボン!!


「っ……?!!」

『ばかやろ…ッ!!』

「「「「名前っ!!」」」」


朱雀が放った衝撃波に耐えられなかったルフィを庇う様に船内へ蹴ると重力に逆らえず海へと落ちた名前


ドポーン…




―――――………


「で、朱雀は?」

「あそこ。」


名前が寝ているベッドの横の床に体育座りしている朱雀を指差すチョッパー


「うわぁ…すごい落ち込みようね…」


他の四神達にボロくそに言われた朱雀はキノコが生えるんじゃないかって位にじめじめしている


《全く…寝起きの悪さは主人似だな…》

『うっせ…バカ…』

「「「「名前!!」」」」


朱雀を見て呟いたセナに目を覚ました名前が暴言をはく


「名前!良かったぁ…」

「まさか落ちるとは思わなかったぜ…」

「熱出すともな」

「とにかく良かったわ」

「名前!まだ熱が下がるまでは起きちゃだめだぞ!」

「名前さん、目が覚めた所でパンt…「やめろ!」

「にしし!良かったな名前!」


1人1人ベッドの周りに立って言う中何事もなかった様に笑うルフィに呆れながら笑みを洩らす名前


『ふっ…誰のせいだバーカ』

「名前…あの、すいませんでした…」

「しっかり謝りなさい朱雀!」

「すいませんでしたぁぁぁぁぁ!!!」

「朱雀死ねば良い。」

「死ねば良い。」


土下座する朱雀に同情してしまう程責める他の3人を見てまた笑みを洩らす


『あんまり苛めるな、もう平気だから』

とびきりの笑顔で言った名前に四神とセナ以外は驚いて固まっていた


《(相変わらずこいつらには甘いな…)》


笑い合う名前達を見て自分も微笑むセナ


「名前…ずっとそういう風に笑えば良いじゃねーか!可愛いぞ!」

『あ゙?』






(ルフィへの怒りはおさまってないのね)

(まぁ照れ隠しもあるんじゃない?)


こんなに心配してくれる仲間がいるなら熱を出すのも悪くないもんだ。




end。


+++++++++++++++++++
早紀さま今回もリクエスト参加ありがとうございました☆

何とも長くなってしまいすいません…^_^;疲れてないと良いんですが…(笑)

出てないキャラはいないんですが出番少なすぎる&わかりにくくてすいません…!

しかも甘さが迷子です(T^T)←w良かったら貰って下さい!!

読んだよ報告の方よろしくお願いします(*^□^*)

リクエストありがとうございました!


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あきゅろす。
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