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綺麗な笑み(高速)

※グロ注意







ビチャ、ビチャ、と滴る赤い液体は一体誰のものだろう?

体や顔、髪にまでついてしまっているこの赤は嫌いじゃない。


『ターゲット…どいつだったっけ…?』


床にバラバラに転がった人だったモノのパーツの中から顔を探し出し1つ1つリストと照らし合わせ確認する


『あ、いた…』


前方に目を開いたまま転がっているお目当ての顔を見つけ拾いに行こうと歩き出した。


『…―ッ!!!』


ドン!ドン!という音と共に腹部に襲ってくる痛みに顔を歪める。不覚にも撃たれたようだ。


『ざけんな…っ!!』


撃った男が銃を構える暇を与えない程の速さで首を切り落とすと勢い良く鮮血が溢れ出した


『くっ……視界が…歪む…』


血が止まらない腹部を押さえながらその場に倒れ、歪む視界の中で誰かが近寄るのが見えた…




―――――…………
――――……
――……



『…ん……』


目を覚ますと見た事のない天井が目に飛び込んできた。


『……生きてる?』

「生きてますよ」


目を覚ました時から感じていた気配はどうやら人だった様で私の呟きに返事がきた

『…誰?』


腹部の痛みを堪えながら起き上がり気配の正体へと睨みながら質問する


「はじめまして。"縁"の彩花と言います」


綺麗な笑みを浮かべて優雅に名乗る男(多分)に拍子抜けしながらも警戒は解かない


『"縁"…あぁ、暗殺集団か』

「その言い方は嫌だなぁ…殺し屋の名前さん」


笑顔のまま名前を呼ばれ警戒は更に強くなるが何だか敵意が全く無く困惑する


『何が目的なわけ…?』

「ん?」

『誰かに殺せって頼まれたとか?それとも仲間になれとでも?』


意味がわからないこの男に口が勝手に言葉を紡ぐ


「いいえ。」

『じゃあ…?!』


サラッと否定する男に言葉を続けようとした瞬間目の前に来た男の人差し指が唇に当てられ止められた


「ただの好奇心ですよ」





(この男)

(何て綺麗な瞳をしてるんだろう)




end。


+++++++++++++++++++
密希さまリクエストありがとうございました!
何だか止まらず長くなってしまいました(笑)良かったら貰って下さい☆

読んだよ報告の方よろしくお願いします(*^□^*)

リクエストありがとうございました☆



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