ギュッてして(高速)
※連載番外編(高速)
『ありゃ?』
｢どうしたー?｣
周りを見回して間抜けな声を出した私に東がソファに寝転びながら聞いてきた
『私の愛しの班長がいなーい!!』
｢お前のなのかよ｣
どんなに小さくたって探し出す自信がある私が見つけられないという事はこの部屋には確実にいないという事だ。
｢お前それストーカーみたいだぞ｣
『なぬっ!?読心術!?』
｢ばっちり声に出てましたよ｣
東の言葉に驚いていたら帰って来たらしい雨丸が言う
『雨丸おかえり!私の愛しの班長は?!』
｢え?今日はおれと一緒じゃないよ｣
すがりつく想いで(実際すがりついて)聞くとサラッと言いやがった雨丸
『……私探してくる!』
｢え!?探すってどこを!?｣
走ってドアに向かう私に焦った様に聞いてくる雨丸
『班長レーダーが反応する方さ!!!』
そう言い残すと反応している方へ走り出す
｢あれ…本気ですかね…?｣
｢さぁな…だけどあれでいつも探し出すからな、あいつ｣
｢えぇ!?すごっ!!｣
―――――――――
『…むむむ…こっちだ!!』
未だに班長は見つからず班長レーダーを頼りに探している
『!!いた!』
目の前を歩いている愛しの班長にロックオンするとタックルする勢いで走り出す
『はぁぁぁんちょぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』
｢あ?あぁぁあ!?｣
班長が振り向いた所にタックルをかますと勢いがよすぎて一緒に芝生へと転がった
『うわぁぁやりすぎた!』
｢アホか!!!普通に来いよ!!つーかどけ!!｣
転がった勢いで班長を押し倒す状態で抱きついている私に怒鳴る班長
『え?普通に抱きついて来いって?』
｢違うだろ!!!いいからどけっ!!｣
私が絶妙な体勢をキープしている為起き上がれない班長
『えー…じゃあ一回ギュッてしてくれたらどきますーなんちゃ…』
なんちゃってー!と言おうとした私は思考回路がショートしました。何故なら班長に抱き締められたからです。
(じょ、冗談かよ!!!)
(うわぁ…どうしよう…もー!!班長好きぃぃぃぃぃぃぃぃ)
(離れろバカ!!!!!!!)
END。
+++++++++++++++++++
燐祢さまリクエストありがとうございました☆
高速の主人公だと何故だか甘がギャグになってしまう謎…←(笑)
こんなんやだよ!!甘くしてよ!!って時は遠慮なく言って下さいね!!
読んで下さったらお手数ですが報告の方よろしくお願いしますヽ(´∇｀)ノ
リクエストありがとうございました♪
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