存在意義1(海賊)
※ロビン(男主/ネコネコの実モデル黒猫)
『…っ…』
人間なんか信じない。見せ物にされ、殴られ、捨てられ挙句このザマ…
『…っ…』
ジャリ…
『!!!?』
怪我をしている体を無理矢理動かし警戒する様に音のした方を見ると黒髪の女が立っていた
「…あなた怪我をしているの?」
『ふーッ!!!』
手を差し出しながら近寄って来た女に臨戦体勢で言う
「元気な猫ちゃんだこと……大丈夫よ、私は敵じゃない」
『ニャ…ッ!!!』
「大丈夫!?」
最後に見えたのは逆さまな世界と焦った女の顔だった――……
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『――…ミャ…』
「あら、気がついた?」
目に飛び込んできたのは見た事のない天井とあの時の女だった
『ッ…!!』
ガバっと起き上がった時に走った鋭い痛みに腕を見れば綺麗な包帯で処置が施されていた
『……』
「余計なお世話だったかしら?黒猫さん」
『……』
人間なんか…嫌いだ。こいつだっておれを利用するに決まってる
「私の名前はニコ・ロビンよ。よろしくね」
(人間なんか嫌いだ)
だけど、ふかふかの布団に綺麗な包帯、暖かいミルクをおれに与えてくれたのは初めてだったんだ
続く.
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長いので分けます!!2へどーぞ☆
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