Last Home【中編】予告
『お母さん、お父さん。あのね・・・家族がみんな揃ったんだよ』
墓石の前で家族みんな揃って手を合わせるのは初めて。お墓を作ったのはお母さんの弟、新八おじさんだから。
このお墓の場所を知ってるのは、銀ちゃんとトシくんと新八おじさんとその他に少しだけ。初めて両親が眠る場所を知った。
そこで出会ったのはお母さんの親友。柳生九兵衛さんと東城歩さん、そして新八おじさん。
「君たちはお妙ちゃんの・・・。そうか、大きくなったな」
当時のお母さんをよく知る人に会って、初めて知ることもある。九兵衛さんと東城さんは家の関係で、特殊な関係らしい。
「美咲ちゃんと言ったね、君は本当にお妙ちゃんと・・・」
「九兵衛さん、この子たちは・・・」
「すまない、新八くん。いずれ分かる日がくるよ、いずれ」
九兵衛さんの言葉が妙にひっかかる。真剣な顔をする銀時と晋助、この2人は一体何を隠しているのか。
『あたしは・・・、近藤の血をちゃんと受け継いでる!』
「近藤美咲さんが、救急車で運ばれました。親族の方は至急病院へ向かってください」
『・・・まだ、生きてる?あたしこの世界にまだいる?』
「俺が行きまさァ!俺たちは双子でィ!」
『嫌・・・、嫌ぁ!』
「銀時、晋助・・・テメェら!」
Last Home
-【中編】-
『やっぱり家族っていいね、なんて言うと思った?あたしたち・・・もう双子じゃないんだよ』
兄妹なんて所詮、血のつながり。あたしには、何も残されてないんだ。
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Last Home【中編】
秋ごろ連載開始。
※台詞は変わります
華穂(09'0729)
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