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01




退がいるかもしれないと信じ、私と総悟。それに銀ちゃんとトシくんと銀魂中学校の卒業式に来ていた。
神楽が在校生代表としてお別れの言葉を言うからというのもある。

退は多分、中学3年生のはず。私の弟。たった一人の弟だから。きっと見つけれあげなくちゃいけないんだ。



体育館に着くともう、既に数人の保護者が来ていた。結構いい席をキープし、ビデオカメラをセットする銀時。






『ちょっと銀ちゃん、ビデオカメラなんてどこから取ってきたの?』


「今日の為にちょっと・・・な?」






ポチポチとボタンを押すが全く分かってない銀時。そんな銀時を見ていたトシは苛々してきて、ビデオカメラを取り上げた。
それから、近くにいた小太りのおばさんの方へ向かうと軽くお辞儀をしてから説明を受けていた。

おばさんは頬を赤く染めて、一生懸命教えていた。






「ババーキラーめ・・・」


『総悟!』





総悟の頭を軽く叩くと、私の頭を抱きかかえる総悟。いつもの光景なのに、銀ちゃんが怖い目で見ていたのを私たちは知らない。







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あきゅろす。
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