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明けましておめでとうございます。

近藤家の元旦はその一言から始まる。お妙がお雑煮を用意し、みんなでそれを食べる。
銀時と十四郎は餅の取り合い、晋助は退の餅を取って泣かせていた。私と総悟は、その被害を避ける為2人で静かに食べてたっけ。


お父さんは、その様子を笑って見てたよね。怒らずに、ただじっと。
お母さんは、怒ってたけどね。



嗚呼、戻れるのなら。
今、あの時に戻れるのなら戻りたいよ。みんないて、楽しくて・・・。毎日が輝いていた。
返してよ、あの素晴らしい日々を。お父さんとお母さんを。



朝起きると、頬には一筋の涙が伝っていた。
元旦の朝は、最悪でした――・・






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