現れたのは・・・
「俺の・・・に何してんでィ」
『総悟!』
「何言ってるんですか?」
「俺の妹に何してるのかって聞いてんでィ!」
総悟は、完全にキレていた。
「い、妹?この女が?」
「そうでさァ」
『嘘!嘘です!やめて、総悟!』
「コイツァ、俺の双子の妹でィ」
ついに、学校で正体を知られてしまった。
「そ、そうなんだ・・・知らなかった。さよ、なら」
美咲をさっきまで蹴っていた奴らがドアから出て行った。
『そ、うご?言っちゃダメ、だよ・・・。私、我慢、出来る、少しくらい我慢、出来た、のに・・』
美咲は泣き崩れてしまった。その美咲を優しく包み込む総悟。
「すいやせん。でも、美咲が傷つく所は見たくないんでさァ」
総悟・・・。ありがとう。
でもこの後、この行動が原因で総悟が・・・。
やっぱりあの時、嘘だと言い切ればよかった。
もし、あの時・・。後悔してもしきれない。
ごめんなさい。ごめんなさい――・・
to be continued...
( ← )
←
無料HPエムペ!