言葉のあわ 紙の上の世界 なりたい自分を重ねて 理想の人を描いて 現実とかけ離れた世界に想いを馳せる どんな人がいて どんな文化があって どんな歴史があって それらをすべて自分で決めて 世界を回す 文字の羅列が 見たこともない世界をつくりだす いつしかその世界は 勝手に回りだし 私はその世界の動きを必死に書き留める 人々は自由に動き出し 時折思いもよらない方向へ その歩みを進める 今 私たちがいるこの世界も もしかしたら こうしてつくられたのかもしれない そんなことを思いながら 私はひたすらに 紙の上の世界に 夢をのせる [*前へ][次へ#] [戻る] |