COLORFUL LOVER U
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―日常その2―


「柊兄マジ死んでくんない。」


「お前が死ね。」


「凌も柊も朝からそんなこと言わないの!」


朝何故か笠原兄弟はみな私の部屋に集まる。


「でも柊兄栞ちゃんの部屋に勝手に泊まるのやめなよ!柊兄変なことするだろ絶対…。僕本気で嫌だ…!」
響が顔を真っ赤にして怒っている。

「変なことって何。言ってみてよ。」

飄々とした顔で響に返答を求める。


「そっそれは…う…えっと…」
響は真っかっかになって俯いてしまった。


「柊!なんで意地悪言うの?響の言う通りもう来ちゃダメだからね?」


柊はツンっと横を向く。


「栞ちゃん、こんなやつほっといてさっさと学校いこうよ。」


「凌テメェ…口の聞き方に気をつけろよ?」


「なんのことだか。」


ヤバイ雰囲気になってきた…はぁ、毎日毎日なんで飽きないのかな。


「もー着替えるから出てってくれない?」
こうなると私はこう切り出す。


「「お構いなく。」」
途端に二人の喧嘩は止まり、

「柊兄、凌、でるよ!」

顔を真っ赤にして響は二人を連れてでてく。


響…毎朝ごめんね…。


これが学校へ行くまでの出来事。

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あきゅろす。
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