COLORFUL LOVER U
4P
―日常その2―
「柊兄マジ死んでくんない。」
「お前が死ね。」
「凌も柊も朝からそんなこと言わないの!」
朝何故か笠原兄弟はみな私の部屋に集まる。
「でも柊兄栞ちゃんの部屋に勝手に泊まるのやめなよ!柊兄変なことするだろ絶対…。僕本気で嫌だ…!」
響が顔を真っ赤にして怒っている。
「変なことって何。言ってみてよ。」
飄々とした顔で響に返答を求める。
「そっそれは…う…えっと…」
響は真っかっかになって俯いてしまった。
「柊!なんで意地悪言うの?響の言う通りもう来ちゃダメだからね?」
柊はツンっと横を向く。
「栞ちゃん、こんなやつほっといてさっさと学校いこうよ。」
「凌テメェ…口の聞き方に気をつけろよ?」
「なんのことだか。」
ヤバイ雰囲気になってきた…はぁ、毎日毎日なんで飽きないのかな。
「もー着替えるから出てってくれない?」
こうなると私はこう切り出す。
「「お構いなく。」」
途端に二人の喧嘩は止まり、
「柊兄、凌、でるよ!」
顔を真っ赤にして響は二人を連れてでてく。
響…毎朝ごめんね…。
これが学校へ行くまでの出来事。
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