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パラレル
小話2(コロツナ)

 MEMOにて書いている気まぐれ小話達。
 今回はコロツナにはまりました。
 この作品、もしや同じ二人・・・?


セイシュン純情論
(コロツナ)学ぱろ


「ねぇ・・・・・コロネロぉ」

 ふと、隣に座りパンを貪っている(本当に“貪る”って感じの食べ方だ)幼なじみに声をかける。

「ん?なんだ、コラ」

 返事をしながらも今度はコーラに手をのばした。本日三本となるコーラは、水滴でキラキラしている。綺麗なのだが、今は一応冬だ。見ていてなんだか寒い。

「・・・・・パン、おいしい?」
「?ああ。ツナも食うか、コラ!!」

 「お腹一杯だからいいや」と断る。仮に綱吉が食べようとすると、コロネロは真っ赤に固まってしまうのだ。(経験済み)

「・・・・コロネロ」
「なんだ、さっきから」

 コロネロはそれでも食べるのをやめない。視線の先には次の獲物(ヤキソバパン)がいる。
 何となくおもしろくなくて、綱吉は黙りこんだ。それに対して、コロネロはヤキソバパンの袋を破り、満足そうに口に入れた。

「・・・・・俺、コロネロにお弁当作ろっかな」
「ぐっっ!!?」

 ようやく手をとめて(ついでに吹き出しそうになりながら)コロネロは目をこちらに向けた。顔が赤い。

 何故そんなに反応するのか理解に苦しむが、まずは大好きな蒼い瞳が自分を映しているのに満足して笑った。



『セイシュン純情説』(コロツナ)

 ちらっと見る幼なじみは、机に突っ伏して寝ている。その幸せそうな寝顔はまるで小学生のようだ。(本当は健全なる?男子高校生だが)
 それをコロネロは気付かれない程度に観察している。この状態が5分くらい続いているので、そうとう眠りが深いのだろう。

「いい加減、起きろ、コラ」

 台詞は強気だが、音量は小さく呟きに近い。当然、ツナはすやすやと眠ったままだ。これが放課後で助かった。授業中ならば、この脳天気な幼なじみは真っ先に注意されるだろう。

「・・・・・・・」

 いくら声をかけても起きない綱吉を見ていると、なんだかもどかしくなり、コロネロは目の前で揺れる茶色い髪に手をのばした。
 なかなか弾力があるそれは手触りがよく、また量もあるのでなかなか楽しい。
 コロネロは発見した玩具に夢中になり始めた。ウキウキしながら(本人無自覚)ツナの髪を弄る。
 実は、先程から意識を取り戻し始めたツナが戸惑うほどに。



 コロツナぶーむ、です。(笑)
 二人(てかコロネロ)の純情ヘタレ具合がすごい好き。←獄つな・コロつな共通の萌ポイント(私的に)



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